2015年01月08日

お正月には絵踏みの償いを


絵踏して生きのこりたる女かな   虚子

踏み絵3 女たち.jpg



寛永5年から幕末期の安政4年まで、長崎奉行所では毎年正月(旧暦)に踏み絵を行うことが正月行事の1つであった。このことから「絵踏」は春(新春)の季語 とされている、のだそうです。ごく最近になって知りました。

1628年から1858年まで、200年以上の長きに渡って、日本人はいとも尊き聖主イエズスの御影を、あるいは優しい聖母マリア様の面影を踏みつけ続けていたのです。なんと悲しい歴史でしょうか。




踏み絵5 町人.jpg




 
長崎の正月の絵踏みの日には、男も女も礼装または晴着をつけたそうです。
特に、正月八日には、長崎丸山の遊女たちが豪華に着飾って、多勢の見物人で賑わう中、役人の読み上げる源氏名の順に、次々と右の素足で踏み絵を踏んだそうです。




踏み絵2 花魁.jpg




そして絵踏がすむと「後賑やかし」と呼ぶ、厄払いの盛大な祝宴が行われたそうです。要するに絵踏みをネタにドンチャン騒ぎをした、ということなのでしょう。


踏み絵4 賑わい.jpg




ずいぶん以前に、スタインバック神父様が、「日本にカトリック信仰が広まらないのは踏み絵のせいです」と、おっしゃっていたと聞きました。また聞きなので、真意はさだかではないのですが、踏み絵の罪の結果が恵みを遮っている、ということではないでしょうか?


踏み絵6.jpg



私たちカトリック信者は、日本の総人口の約0.4%と非常に少数なのですが、このことを思い出して悲しみ、聖主のみ前におわびをしなければならないと思うのです。

できれば、お正月には一人の時間を作り、ファチマの天使の祈り、
「あぁ主イエズスキリストよ、私は主を信じ、礼拝し、希望し、愛します。私は、主を信ぜず、礼拝せず、希望せず、愛さない人びとのためにお許しをお願いいたします。」
を、ひれ伏して唱えるとか、十字架像や聖母像に恭しく愛を込めて接吻するとかの、償いと愛の業を実行するのが良いのではないかと思うのです。

1月中ずっとしても良いと思いますし、一年中でも良いですよね。


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