2017年12月11日

クリスマスリースと待降節の祈り


クリスマスリース1.jpg



コメント欄で、クリスマスリースについてのご質問がありましたので、少しご紹介したいと思います。


リースの由来は厳密には不明なのですが、もともとヨーロッパでは、暗い冬に、枝を丸くしたものを燭台にしたり、車輪の所にろうそくを立てる習慣があり、そこから、暗い冬に明るい春を待つ、救いの光を待つ、という意味として、リースの上にろうそくを立てて祈るカトリックの習慣になったようです。


近年、一般に飾られるクリスマスリースは、玄関のドアに掛けているものと、テーブルや台に置くタイプのものとあります。

待降節の祈りのために使うのは、置くタイプのものです。

本来の祈りに使うものは、クリスマスリースではなく、アドヴェントリース(Advent wreath)と呼びます。
カトリックの典礼暦の「待降節」に、クリスマスの準備の祈りをするために使うものだからです。

アドヴェントリース2.jpg


輪にした常緑樹の枝の中に、4本のローソクを立ててあり、待降節の第一主日の前晩から、その1本に火を灯して祈りが始まります。第2主日前晩から2本、第3主日から3本、第4主日から4本全部と、灯すローソクの数を増やします。
ローソクの色は、3本は待降節の司祭の祭服に合わせて紫、1本だけ薔薇の主日(第3主日)に合わせてピンクです。

なので、待降節が終わったその年のアドヴェントリースは、残ったろうそくの高さが少しずつ違うのです。

教会では、特別な祈りはしないのですが、ミサの間、アドヴェントリースのろうそくが灯されます。
修道会や、家庭では、夕方から皆でアドヴェントリースを囲んで祈りを唱えます。


以前、フィリピンでいただいたアドヴェントリースに祈り方の冊子が付いていたのですが、なくしてしまったので、今は我が家なりのやり方で以下のようにお祈りしています。

1。ろうそくを灯して、まず、「VENI VENI EMMANUEL」(来ませ救い主)を歌います。

2。それから、「聖アンドレアの祈り」を15回、唱えます。
  「真夜中のベトレヘム、肌を刺すような寒さの中、
   いとも清らかな乙女マリアより、
   天主の御子がお生まれになった
   その時間、その瞬間は、讃えられ祝されますように。
   おぉ我が天主よ、
   その時間に、我が祈りを聞き入れ、願いを叶え給え。
   我らの救い主イエズスキリストと
   その祝された御母の御功徳によりて、恵みを与え給え。
   アーメン。」

3。そして、喜びの玄義、第3の主の降誕を黙想しつつ、ロザリオ1連唱えます。


他にもいろいろな唱え方があるようです。
修道院にいた時は、最初の歌は、Veni Veni Emmanuel ではなくRorate coeli でした。
どちらでも良いようです。
両方とも、待降節の聖歌です。


近年は、いろいろな色や飾りのついたクリスマスリースやアドヴェントリースがありますが、教会のアドヴァントリースはやはり紫のリボンなどでシンプルに飾られているものが多いです。
クリスマスのお祝いをまだ待っている時だからだと思います。


photo-9.JPG
うちのアドヴェントリース。かなり賑やかです。



一昨年のこの日の記事と我が家の聖歌の動画です。
http://akitadiary.seesaa.net/article/430778847.html?1512918776



こちらはプロの動画です。




クリスマスリースの写真
https://www.google.com.au/search?q=christmas+wreath&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ved=0ahUKEwim5-Hgq_nXAhUBzbwKHbogBp4QsAQIqAI&biw=1324&bih=898


アドヴェントリースの写真
https://www.google.com.au/search?biw=1324&bih=875&tbm=isch&sa=1&ei=gvUpWrrbHM3y8AWzr6eICg&q=advent+wreath&oq=advent+wreath&gs_l=psy-ab.3..0l10.5212039.5223603.0.5225035.23.19.1.0.0.0.1201.3015.2-1j3j1j7-1.6.0....0...1c.1j4.64.psy-ab..17.4.1422...0i67k1j0i7i30k1j0i10k1.0.W1oI4i59NwU#imgrc=_


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posted by テレジア at 01:02| Comment(2) | 祈り、信心 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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